くじら

はぁ、ずるいなぁ。 と時間が経ってからじわじわ実感する。 朝から晩まで聴くようになった新しい旋律、その人がくれたシャグは肺の奥まで染み渡り、最初は何事もなかったかのように振る舞えてた私の内臓を少しずつ侵食していく。 バニラの香水は今まで甘った…

自分を取り戻す作業

変な人がいそうな場所に行く 古本屋、骨董屋 変な街に住む バランスをとりつつ 根拠のある、考えた奇行 話の途中で思いついたことを、ぶっこむ 抜けてるところ 音楽を聴きながら起きる ちょっとオーバーくらいに行動して修正していく レコードを聞く 昔の限…

2017年の私

あなたは今すごく悩んでいると思います。毎日暇があれば検索して色んな事例見て気分を落ち着かせたり、やっぱり… と直感だったり周りだったり色んなものに想いを馳せてこれから取る決断についてどうするべきか悩み続けているでしょう。 しまいには将来の家庭…

掴めない自分

昔の自分を見ているようだった。 青臭いな、とか親のように穏やかな心で見るのではなく、 私がいつのまにか失ってしまった自分の率直な感性を彼女は持っていた。 あ、やられる。と思った。 多分彼女は私が認めてもらいたいがそれが叶わない全てのものから認…

愛の麻痺

今振り返るとそれはすごく自然に始まった出会いで、少しの緊張と勇気を含有しながら、それでいて無理がなく2人くっついた形だったように思う。 特に無理して自分を魅せるわけでもなく、それでも自然過ぎることなく確実に相手の存在を意識はしていた。 田町の…

指先まで愛で溢れてる

ねぇどんな愛がほしい? 私は大したものはあげられないと思うの。でもね、仕事から帰ったあなたにスープを作ってあげる。 いいことがあった日にはミネストローネ。喧嘩した時にはサンラータン。仲直りの印にはコーンポタージュ。体調が悪い時にはサムゲタン…

ちねこさん

私は丸の内のとある本屋とカフェが合体したところで雑誌をめくっていた。 「ここって本買わなくてもカフェで読めるんですか?」 顔を上げると、若い男性と2人で出かけているのだろうか、華奢な女性が首を傾げて私を見つめていた。 いや、私も初めてでよく分…

him

彼は私を1人の人としてではなく、全人類の代表として愛した。 私の精神や考えは愛すべき対象だとして、まるで木や水が私の五感を愛でるように、そんな風に彼は私を愛した。 だから、私が彼を愛したとして、彼は私と同じように私のことを愛しているわけではな…

夏休み

そうですね、そうかもしれないです笑日常からちょっと違うところにずっと身を置いて、日常ではできないことばかりして、 今日久しぶりに登校して非日常に慣れた視点で過去の日常の私を客観的な視点から捉え直せた気がします。新しく気づいた自分の考えとかも…

パスモ

私はパスモをチャージする。都会に住んでいたらすぐ交通費なんて飛んでしまう。でもチャージするたび、なんの感情もない機械に紙が吸い取られて行く度にその無情さを痛感するのだ。 無情というと変かもしれない。そのお金で電車に乗らせてもらってるわけだか…

崖っぷち

タイトル通り今崖っぷちなわけで。 これで失敗したら面目保てないよな…とか、また1からやり直しかよ…とか、 なんかそんなんじゃなくて。 自分これからどうしよう。どうやって生きよう。 自分がやりたいことって何だっけ。最後に自分の意思でなんかやり遂げた…